岐阜県で新築住宅を作っています。 吹き抜けのある家って寒い?
お客様と打合せ中によくある話。
『吹き抜けのある家は寒い?・・・』ってよく聞かれます。
答えは、『寒い、寒くないは、その家の断熱性能に左右されます。』
どんな断熱の仕様なら寒くならないか・・・って疑問を持ちますよね?
実は、どんな断熱材を使うかと言うより、どのくらいの断熱性能が必要なのか、って言うことの方が重要。
断熱材事態は、吹き付け発泡ウレタンでも、グラスウール系でも、形成板でも素材は何でも構いません。
その断熱材を使って、どのくらいの断熱性能のある住宅を作るのか、と言うことが重要です。
その性能を表すのが 【Ua値】 と言う数字です。
数字が小さければ小さいほど、断熱性能が高い住宅です。
ここからは、個人的な感想になりますが、Ua値が0.8前後の場合、吹き抜けのある間取りはやめたほうが良いです。
最低でも、Ua値が0,5以下の断熱性のがあれば、吹き抜けがあっても良いと思います。
それでも人によっては、満足のいく環境にならないこともあります。
--------岐阜県で新築住宅を作っています。---------- 吹き抜けのある家って、耐震的に大丈夫?
吹き抜けのある間取りが、耐震的にどうなの?ってことも知っていてほしいと思います。
吹き抜けのある建物は、無い建物に比べ、耐震的に弱くなる傾向があります。
床を伝わって建物にかかる荷重を、上手く耐力壁に伝えることができないからです。
なんか難しい話になってしまいそうなんで、もっと簡単にいきましょう・・・(笑)
吹き抜けがある間取りは、耐震的に弱くなる。
ここまではOKでしょうか?
では、吹き抜けがあると弱くなるから、吹き抜けのある間取りはやめたほうが良いと言うことではありません。
吹き抜けのある間取りを考える場合、気を付けなければいけないことがあると言うことです。
吹き抜けを作る時に気を付けていることとして、プランニング段階で、吹き抜けを囲う4面の壁があります。この壁の内、2面以上外壁面にしないと言うことです。できれば3面は建物の内側に接するようにしています。
大きな吹き抜けにならないようにすることも重要です。
もちろん人それぞれなので、大きな吹き抜けを作ることもOKです。
ただ、その時は構造計算をして、構造をしっかりと確かめたいですね。
吹き抜けのある間取りは、昔から人気があります。
作る場合には、『断熱性能』と『耐震性能』を考えることが重要だと思っています。
間取りを考える時には、設計士さんに相談しながら一緒に考えてもらうと効率も良くなりますよ。