ウッドショックの今後について、ライファン

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株式会社 熊澤建築事務所

A-studio Lifun
ウッドショックの今後の見通し
【岐阜県】

岐阜県で新築住宅を作っています。 今後どうなる?ウッドショック!

中津川市の注文住宅 Lifun

2021年6月 現在、住宅業界に大きな影響を与えている、ウッドショック。
ウッドショックの詳細は省きますが、山側の工務店が感じている、今後の見通しをお伝えしようと思います。

まず初めに、現在進行形のオーナー様に起こっていることこをまとめてみました。

・着工の延期
・工事の中止
・工事が途中でストップ
・工事再開の目途が立っていない
・木材の追加費用(合意書など取り交わしていない場合)を請求された

こんなところでしょうか?

こういった状況になっているオーナーの方に、掛ける声も見つかりませんが、一生に一度の家づくりに本当に大変な思いをされているなと思います。

ただ、工務店側も、材料が揃わない、契約を見送っているオーナーさんがいるなど、自分たちではどうしようもない、と言うのが本音だと思っています。

では、今後このような状況がいつまで続くのか?山側の工務店が思う事を・・・綴りたいと思います。

--------岐阜県で新築住宅を作っています。---------- 木材の価格について

木材の写真

現段階で、木材の価格が2倍とか1.5倍なんて話を聞きますが、もう少しわかりやすく言うなら、30坪程度の住宅で30万円から60万円高くなっています。
2x4(外材)の場合は、坪2.5万円から3万円、30坪の住宅で90万円も価格が上昇しています。
結構な大金です。
そして、構造用合板と言う面材も、値上がりしていますし、品不足と聞いています。
また、壁紙(クロス)も材料代が20%ほど、価格UPするそうです。

良い話は聞かないのですが、こんな状況がいつまで続くのか?また、元通りの価格に戻るのか?
と言うことは、誰もが思うことでしょう。
そして、それはいつなのか?

答えは、もう下がりません。元の価格に戻ることは、ほぼ無いと思います。
多少、安くなっても、元通りになる事はないでしょう。
と言うのが、私の見解です。

ここだけの話、今月からこの商品値下げしました! みたいな情報が流れてきたことなんて一度もありません。
何十年とこの業界に居ますが、一度もありません。

なので、価格が元に戻ると言うことが、とても現実的だとは思っていませんし、標準単価がこの価格に落ち着いてしまうのではないかと思っております。

--------岐阜県で新築住宅を作っています。---------- 木材不足について

中津川市の工務店が作る家

木材の品不足は、いつまで続くのか?と言うことも気になりますよね。
この問題は、外国産材の輸入状態によっては、解消されることが考えられます。
しかし、価格は高値の状態が続くと思っています。

じゃあ、山の木を伐って、材料作ろうぜ!って思いますよね?
高く売れるし、品不足なんで、ドンドン売れるよ!って思うと思いますが、一筋縄ではいかないのです。
山にたくさん樹があるじゃないか!って思うと思うのですが、一番の問題点は、木材の乾燥能力と言うことです。

木材って、丸い原木を四角くしたらOK!と言う訳にはいかないのです。
乾燥させなければ柱や、梁として使えません。
濡れた材料(グリーン材と言います)だと、反ったりしやすく、とても狂いやすいのです。

と言うことは、乾燥機の能力によって増産が難しいと言うことになります。

あと、人材の問題もあります。技術職の育成って、短期間では難しく、先を見越して何十年と掛けて、木材を扱う技術を習得します。だから、木材が不足したからと言って、国産材を急に増産するて、かなり難しいのです。

そんな事情があるので、品不足は続くと思っています。もし数か月の間に、品不足が解消するとしても、価格は高値ということが想像できますね。

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