美濃加茂で注文住宅を作るLifunが、ZEHについて説明します。

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株式会社 熊澤建築事務所

A-studio Lifun
サクッとわかる ZEH住宅!
最近 【ZEH】って言葉 よく見かけるけど、一体どんな意味?
やっぱりZEHの住宅にした方がいいの??
そんな疑問を、サクッと解決できるページです。

当社がどうしてZEH(ゼッチ)住宅を作るのか?

 本社のある加子母と言う地域は、冬は-15℃ 夏は40℃近くになります。
とても寒くて、暑い場所です。 
でも、加子母に限らず、日本中どこに住んでも、暑かったり寒かったりします。
そして、冷暖房器具をフル回転!!と言う方も珍しくありません。
冬の期間、暖房器具を付けていても、どことなく寒く感じ、顔ばかりが暑い。
夏の期間、エアコンを切ったら、すぐに暑くなり フル回転していないと、家の中で生活ができない。
ホテルのような室内環境で生活がしたい!
しかも、光熱費をかけないで・・・そう思ったのがきっかけでした。

ただ、注意していただきたいのが、ZEH住宅を作りたいという事でなく、
冬も夏も本当に快適に過ごせて、光熱費をかけないで住める住宅が造りたい!
と思っています。

ZEHは、ネット、ゼロ、エネルギー、ハウスの略

ZEHイメージ図

ZEHって言っても よくわからない!!
その通りだと思います。簡単にご説明します。

家で消費するエネルギーがあります。例えば、電気、ガスを消費します。
そのエネルギーの事を 「消費エネルギー」 と言います。

次に その建物に、エネルギーを作る装置があったとします。例えば、太陽光発電システムなどですね。 そのエネルギーを「創エネルギー」と言います。

そのエネルギーの収支(お金の収支ではありません)が、ゼロになり、
通常の消費エネルギーの20%をカットできる住まいの事になります。


もっと簡単に言うと、断熱性能を良くした 『高断熱住宅』 で
省エネ器具を搭載した 
『省エネ住宅』 を足した住宅で、
国の定める 一定の基準を満たした 住宅。


と言うことです。

*もっと細かく正確に言うと 若干の違いがあるかもしれませんが、イメージを掴んでいただくための説明になりますので、ご注意ください。


*画像はLIXIL様HPより引用しています

ZEH住宅のメリットとデメリットは?

箇条書きで、単刀直入に ズバッと行きます。(笑)
ただ、建物の条件や住む場所などによって変わってきますので、一般的に言われている事や、個人の見解も入りますので、あしからず・・・

【住む人のメリット】
・月々の光熱費用が、削減できる
 エネルギーを極力使わない為ですね・・・
・健康的に過ごせる
 ヒートショックや喘息も軽減できる
・補助金が出る(2019年現在)
 数十万円出ます。

【住む人のデメリット】
・建築費が高くなる
 太陽光発電や、省エネ器具、断熱材などなど、

・よく理解できない為、ややこしい(笑)
 業者さんに騙されそう???


では ハウスメーカーや工務店側から見た場合も簡単に・・・


【作り手側のメリット】
・建築費用が上がって 売上UP!
・新築入居後に『寒い』『暑い』のクレームがなくなる


【作り手側のデメリット】
・工事の手間がかかる
・正確な知識と勉強が必要
 設計の知識、施工の知識の両立が必要となります。
 
それができないと かなりのコストが建築費に跳ね返ってきます。
・補助金申請や計算書などの書類が多くなる
・坪単価が上がり、営業マンは売り辛い
 


こんなところでしょうか?
私も作り手側なので、売り上げをUPしたいだけ・・・と思われるかもしれませんが、
作り手のメリットを 差し引いても 住まい手のメリットの方が、多いと思っています。

ZEH住宅、建てる前に学んでほしい (断熱性能編)

せっかくZEH住宅を作ったのに、後悔しない為に少しだけお伝えしようと思います。
まず ZEH住宅を作ろうとした時に、大半の方は、光熱費の削減と、快適に過ごすための温熱環境が良い住まいに期待することと思います。
残念なことに、ZEHの基準と言うのが、低いのです。

下の左の表は、Ua値と言う外皮性能の基準を表した表になります。1地域北海道 8地域は沖縄 
岐阜県は3地域と4地域と5地域が混在しています。愛知県は5地域6地域が混在しています。
Ua値と言うのは、断熱性能を表す数字だと思って下さい。数字が小さい方が高断熱になります。

実際にZEHの0.6だと、快適とは程遠いです。(個人的に体感した感想です)
また ZEH基準の断熱性能は、そんなに難しくありません。
最低でもG1グレードは欲しいところ。
できれば、G2グレードを推奨します。



但し・・・ここから重要です。しっかりと覚えてください。
断熱性能だけが良くてもダメなんです!
断熱性能を十分発揮するために、気密をしっかりと取ることが重要です


画像は東京ガス様 HPより引用しています。

外皮性能Ua値表
ZEH外皮性能イメージ図

ZEH住宅、建てる前に学んでほしい (気密性能編)

気密測定

ここでは、建物の気密の重要性について、サクッと行きたいと思います。

まず建物は、床や壁、天井など目に見えない隙間があると思って下さい。
その隙間をすべて合わせた面積が、大きければ大きいほど、家の中の空気と外の空気が、混ざります。
(換気扇や給気口など計画的に空いている穴は、隙間ではありません)
暖房をかけても、温かい空気はその隙間から、外へ逃げて行きます。

例えば、クーラーボックスのような断熱性能が良い箱に氷を入れていても、蓋が開いていたら、溶けますよね?
蓋をして、密閉(気密)することで溶ける時間が長くなります。

気密性能が無いと、断熱性能が良くても、断熱に掛けたコストが無駄になります。

そう言った意味では、断熱性能よりも気密の方が、優先順位が高いのかもしれません。

気密をしっかりと施工して、断熱性能を上げたなら、小さなエネルギーで冷暖房が可能になります。ちなみに、住宅で使うエネルギーの30%程度は、冷暖房に使われます。

そして 省エネタイプの住宅設備や、高効率の給湯器を使えば、さらにエネルギーを使わなくて済みますね。
電灯などに使うエネルギーは、家全体から見たらほんの僅かです。

『高断熱』にして『気密』をしっかりと取ることの重要性が解って頂けましたか?

ちなみに気密は最低でも1.0以下になるように、したいですね。
ただ 経年劣化を考えた場合0.5以下を推奨します。



画像は、現場で気密測定をしているものになります。建築中に行う事が必要です。
(画像は3年ほど前のものです。この時は、工事中と完成時に2回測定をして、どのくらい数字に変化ががあるのか?知りたかったので2回しています。)


ZEH住宅、建てる前に学んでほしい (サッシ編)

建物の外皮性能(断熱性能)を上げるために、サッシのグレードを上げるのが手っ取り早いです。少しだけサッシについてお伝えします。

まずは、サッシのフレームについてです。
一般的にはアルミですよね?場合によっては、樹脂サッシを思い浮かべる人もいるかと思います。断熱性能を比べると

アルミ < 樹脂複合 < 樹脂 < 木製

となります。
費用も性能が上がれば当然高くなります(笑)

あとメーカーについて ●●●の方が性能が良いなどと聞きますが、まずは予算があるなら、樹脂以上を推奨します。
予算によっては、半樹脂サッシでも悪くありません。

してはいけないことは、サッシだけに予算をかけて、壁や天井の断熱の予算をかけないようなときです。壁や天井などの断熱性能とサッシの断熱性能のバランスが大事です。

最初に言ったように、手っ取り早く断熱性能を上げるために、サッシだけ上げただけの設計は、プロとして如何なものか?と思っています。

あと ガラスも重要になってきます。
シングルガラス ペアーガラス トリプルガラス っていう種類があります。
説明不要と思いますが、トリプルガラスの性能が一番良いです。
また、【Low-eガラス】って聞いたことありませんか?それを使うのです。

でも それだけではダメなんです。
ガラスには、日射取得タイプと日射遮蔽タイプがありますから、それらを使い分ける必要があります。
何処にどんなタイプのガラスが付くのか、しっかりと設計段階で把握しておくことは、住んでからの、室温の調整にも役立ちます。

 本当に細かいことなんですが、枠とガラスの間にスペーサーと言うのがあります。
そのスペーサーはアルミと樹脂の物があったり、玄関ドアにはK2とかK4とか言う断熱性能が違う物があったりします。

上級グレードになれば、建築コストも上がってしまいます。
サッシの断熱性能だけにとらわれず、建物全体の断熱性能のバランスを上手にとって、コストとのバランスを調整することも、とても大事な事になります。

住宅は、安価な買い物では無いので、ローン破綻にならない為にも、性能とコストのバランスを取ることを お勧めしたいと思っています。


ZEH住宅の施工例はこちら

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